「SDGsお化け」プロジェクトとは

未来を担う子どもたちが、地域の課題や不安をお化けで表現し、どうしたらお化けを退治し、またはどうやって共存して地域が良くなるのかを真剣に考えるプロジェクトです。

お化け事業の成果

◎SDGs 時代のお化けやしき

 17 の目標をジオラマに変換したSDGs お化け。人間の持続可能でない暮らしで痛めつけられた地球から生まれたお化けの巣窟に入るという設定。「地球に悪いことをしたらお化けになっちゃうよ」とお化けからのメッセージ。参加した子どもたちは、その恐怖体験を記憶にすり込むことでSDGs の入り口に立つことができ、大人たちの自分の生き方を見つめ直すことができた。

◎大垣市×SDGs お化けを探せ!

大垣市文教協会60 周年事業として実施。大垣市内の小学校3 年生~中学校3 年生までの1 万人強の生徒を対象に地域の課題をお化けに表現した「SDGs お化け」を募集、1,111 作品の応募があった。このことは言い換えれば、1,111 の家庭において家族で地域の課題について話し合ったということである。地域の課題について家族で考えることも成果の一つであるが、家族でその時間を共有したことはより大きな成果であったと思われる。また、お化けサミットにて入賞作品6 点より二つの作品を選出し、そのお化けをいかに退治するか或いはお化けとどう共存するかについて考える、お化けバスターズを実施している。

◎関市×SDGs お化けを探そう!

大垣市の発想を引き継ぎ、関市でも同様の事業を実施。関市内の小学校3 年生~中学校3 年生までの約5 千人の生徒を対象に関市の課題をお化けに表現した「SDGs お化け」を募集したところ、66 作品の応募があった。いずれも地域で課題になっている問題が画像化されており、大垣市と同様にいかに家庭で話し合う時間を持てたかが推測される。また、作品募集の要項配布を依頼した学校側からも、「取り組むべき課題を与えてもらった」との評価を得た。